2019年1月19日土曜日

オートパイロットでわかったこと

油圧の配管については、ほとんど素人なのでトンチンカンな事を書いているかもしれませんが、おおよそ分かったことを書いていきます。

油圧配管はすべてインチ表記ですので、1/4などは1/4インチと思ってください。
レイマリンのオートパイロット、EV-100やEV-150のポンプはBSPP1/4のメスがポンプ本体側に着いています。
ただ、BSPPをNPT1/4に変換するアダプターも付いていますので、NPT1/4メスへ変換可能です。これが無いとmonotaroだけでは部品がそろいません。

日本式の表記としてG、R、Rcなどとありますが、これはそれぞれ、G=PF、R=PT、Rc=PTメスです。
PFのFはFLAT、PTのTはTaperedです。PTは先細りって意味ですね。つまり互換性はありません。

また、NPTもTaperedですけど、PTとNPTは互換性がありません。これはエスコ (EA141AY-112) などの変換アダプターで対応可能です。

ここまでのおさらいで、BSPP、NPT、PT、PF、は全て互換性が無いってことがわかりました。
・BSPP<->NPTの変換アダプターはレイマリンの付属品にある。
・NPT<->PTの変換アダプターはエスコ製がmonotaro買える。
・PT<->PFの変換はmonotaroで買える。
ということで、monotaroで揃えられる事がわかりました。

※その後の調べでBSPP(British standard parallel pipe)規格はPFと同一だということがわかりました。上記は間違いです。が、ごちゃごちゃやっているのも経験なので、文章はそのまま残しておきます。

以前のサンキャットで苦しんだのは、ヘルムの油圧配管の規格がわからなかったこと。今から思うと「そんな訳ない」んですけど、メーカーがもうなかったのでどうしようも無かったことと、ニッパツメックがいい加減すぎて話にならなかったんですね。

今回はヤンマー製なので資料が全て揃っていて、ヘルムはPF1/4と判明しています。ここが重要です。

次に油圧ホースですが、ニッタムアーのラインメイトホース1000ってのがメーカー純正で付いていました。これはマロールの純正品のようですね。
ラインメイトホースは好きな長さにカットして、先っちょ(キャンパカ)だけ後から取り付けが可能です。
キャンパカの種類は、PFオス、PTメス、PTメスがありまして、PTオスはありません。だからといって、ヘルムとキャンパカが直結している訳ではなく、キャンパカはPTメスで、PTオス<->PFオスの変換アダプターを介していると思われます。

なぜかというと、PTオスでしたら取り付けができないんですね。少し考えたらわかりますけど、オスのキャンパカでしたらホースの作成をした後にネジを締めこむ事が出来なくなります。メスのキャンパカでしたら締め付け用のネジだけ空転しますので、締めこむことが可能です。よくわからないようでしたら、現物を見てもらったら良いと思います。

ここまで理解できたら後は簡単だと思います。
その他必要なものは、3方チーズ。本当はチーズでは無くてT。T字の金具です。ティーがなまってチーになったんですかね。よくわかりません。
あと、2分(ぶ)って言葉もでてきますけど、2分は1/4インチのことです。4分は1/2インチ。昭和の人の言葉はよくわかりません。

L字の金具はエルボーと言います。
この辺りを組み合わせて、それぞれの艇に合った油圧配管を作成すればいい訳です。

最後に、シールテープも必ず使用してください。油圧配管はギチギチまで締めることが難しい箇所も出てきますので、その場合もシールテープを巻く量で調整が必要になってきます。そうでなくても2回転分ぐらいは必要です。

この冬の間に、
・ウインドカバー
・レーダー
・オートパイロット
・マリンVHF
・船底塗装
と艤装したいんですけど、間に合うのでしょうか。まずは、ウインドカバーと船底塗装ですよね。その後にマリーナに船が戻ってきてからオートパイロットの取り付けをしようと思います。

4 件のコメント:

  1. ホント船の艤装ってキリがないですよね。
    気がつくと船に乗っている時間よりも艤装している時間の方が長い。
    私は、しばらく海を見ていません(泣

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    1. キリはあるんでしょうけど、とにかくやる事が多いんです。最近は日の出前に出港が多いので、レーダーとオートパイロットを早く何とかしたいです。

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  2. 僕もローランスのオートパイロット取り付けするときに大変だったのを思い出しました。どこに聞いてもわからずに、考えて買った配管やチーズが合わずに、ムダにして、、、
    取り付け出来たと思ったら、ローランス純正で付いている油圧ホースの質が悪くて油圧が抜けて危うく漂流するところでした。
    最終的には、出張でユンボなどの油圧配管修理の会社に来てもらい、変換アダプターからチーズなど配管もやってもらえました。。
    そこまで苦労しましたがやはりオートパイロットは最高ですねー取り付けして良かった艤装の一つです!

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    1. おそらくそんなに難しくないですよ。ただ単に誰かが規格をややこしくしているだけです。そしてヘルムとかオーパイ用ポンプの情報公開が足りないんですね。全ての企画がopenになれば後は作るだけだと思います。とかいいながら苦労するんでしょうね~

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