2018年4月15日日曜日

ウール100%とPEライン

触ってごらんウールだよ。

1975年のCMだそうですが、なぜか強烈なインパクトがありますね。
唐突になんの話かと言いますと、私は着るものに無頓着です。船に乗ると無頓着でも誰も何も言わないので心地よいですね。暑かったり寒かったりしなければ良い訳ですから。

ところが、最近仕事が忙しくなり、スーツを着ることが増えました。現場での工事や作業は作業着を着ているのですが、打ち合わせやインストラクションなどの講義などはスーツを着ています。

スーツといえば...? なんとなくアルマーニが良さそうかなぁ~? ん~? わからん~?
ぐらいのアホっぽい考えで、スーツを買いに行ったのですが、このブログネタになりそうなお話しがありました。

スーツも元はただの糸です。最初のウール100%ですね。もちろん安物はポリエステル生地ですが、そこそこのブランドは全部ウール100%です。ちなみに、釣り糸のPEラインはポリエチレンですのでお間違え無く。

スーツの原糸の表記はSuper100'Sのように100という数字で表します。100は1kgの原糸から100kmの糸が取れるということだそうで、国際羊毛機構が決めています。
ということは、Super200'SとかSuper300'Sとかになると細く細くなっていくわけです。最大はSuper250'Sなんですかね。

細くなるということは、釣り糸と同じで軽く細くしなやかになる代わりに弱くなるわけです。そして細ければ細いほど高価です。

釣り糸は細ければすぐに毛羽だってラインブレイクしてしまいます。スーツも細い原糸だとすぐに毛羽だって生地が傷みます。ですので、より丁寧に扱わないといけない訳で、普段使いのビジネススーツなどではSuper100'S程度でも良いスーツになる訳です。

ちなみに、今回の私のスーツはSuper120'Sのカノニコ製です。おそらくこの番手だったらビジネススーツとして利用できそうかなぁ~と考えてのことですが、よくわかっていません。

そんな事を販売員のお姉さんに教えてもらいながら購入してきました。今まで、特に何も考えずに購入していたのが恥ずかしいぐらいの知識でしたね。
次からは生地とメーカーを選んで購入してみたいと思います。あ、思っているだけです。普通に定価で購入するとゼニア製のSuper130'Sのスーツで38万とかします(笑)ゼニア TROFEOで検索してみてください。

値段に差はあれ、スーツの原糸と釣り糸PEラインの原糸、似たような考え方で似たような結果、値段差になっています。
面白いな~と思ったのでブログネタにしてみました。

2 件のコメント:

  1. 東京は寒かったり、暴風雨だったりで散々な週末でしたが、関西はいかがだったでしょうか。ちなみに日曜日仕事していましたので、天気はあまり関係ありませんでした。
    最近はいわゆる上下セットのビジネススーツを着るチャンスもあまりなくて、ジャケットとパンツで通しています。ネクタイをするチャンスもあまりありませんね。東京のビジネスシーンはカジュアル化が進んでいて、役所とか銀行でなければ、夏場にジャケットを着ている人も見かけません。
    反面、スーツ業界とか、ネクタイ業者はたいへんだろうなと思います。これからネクタイが売れる時代にはならないでしょうからね。

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    1. 私は仕事と買い物だけだったので、寒いな~ぐらいで特に影響はありませんでした。仕事を詰め込みすぎたせいでセルフブラック企業に戻ってしまいました。

      私たちの業界はスーツが基本ですので、全員スーツにネクタイですね。私のような作業着姿は異端ですが、先生方は何も思わないようです。普段は白衣ですし、白衣=作業着と思っているのでしょうかね。

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